JPort Match導入事例: AlphaSights Japan
AlphaSightsはナレッジ・オンデマンド(Knowledge on-demand)のグローバルリーダーであり、国内外のエキスパートネットワークを駆使し、日々変化するクライアント企業のニーズに応える知識マッチングを展開。米国、ヨーロッパ、中東、アジアの9ヶ所にオフィスがあり、2018年に東京オフィスを開設した外資系企業。
はじめに
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課題
■ なぜグローバル新卒採用に力を入れていますか?
「第一に、グローバルスケールのビジネスを行っているからです。
業務では日本語・英語の両方を毎日必ず使用します。そのため、英日バイリンガルであれば、国籍は関係なく採用をしております。
もう一つは、業務上、グローバルマインドセットが不可欠だからです。
日本のマーケットやワークカルチャーを理解していることはもちろん大切ですが、それと同時に、日々いろいろな国・地域の方と電話でのコミュニケーションをとりますので、母語以外の言語を使いながら、世界中の国・地域の方と物怖じなくコミュニケーションをとり、業務を進めるスキルが必要になります。
多様な環境でのバックグラウンドを持ち、異文化での経験してきた方こそ、弊社の求める人材に合っていると考え、外国での生活経験のある方や留学経験のある方にフォーカスをして採用を行っています。」
■ AlphaSightsで「グローバル新卒採用」をはじめたときに、どんな難しさに直面しましたか?
「まず日本での新卒採用におけるタイムラインが他の国や地域と全然違うことです。私がAlphaSightsに入社する以前は、日本の就活サイクルを理解しているリクルーターがいなかったので、日本の学生が大学3年生から就活を始めていると誰も知らなくて、とりあえず有名な大型ジョブフェアに出ているだけといった感じだったんです。」
■ まず、何から手をつけ始めましたか?
「日本の学生さんに人気のナビサイトや外資系企業を探すバイリンガル人材が使っていそうなナビサイトを使ってみました。当初は企業としての学生認知度が低かったので、まずはオンライン会社説明会を隔週で開催し、学生とのタッチポイントを増やすところから始めました。」
■ 数年活動して気づいた本当の「課題」
「ただ、採用活動を数年していくうちに、私達がターゲットにしているインターナショナルキャンディデイト(国内大学の外国人留学生や海外大学の日本人学生)の方は、国内大学の日本人学生と同じようには就活タイムラインを把握していないので、情報格差があり、その点をどうサポートするかが課題だと強く感じてきたんです。
こうした学生に対して、適切なタイミングで私達がリーチをしていくベストな方法、最適なチャネルに悩みながら進んできました。」
■ 新たな「バイリンガル人材」への採用広報がロジカル
「JPortさんに教えていただいたのですが、日本人学生で海外に1年以上長期留学している学生の数に対して、国内大学で学ぶ外国人留学生の方が、圧倒的に人数が多いですし、増加しているんです。
今まで新卒採用をしている中で、なんとなく肌感覚ではわかっていたんですが、数字で見たことがなかったので、データを見て「これだ」と納得したんです。」
「そこで、インターナショナルキャンディデイトやバイリンガル人材を探すポータルとかチャンネルって何が一番いいんだろうって調べてみたんですが、またここですごく困ってしまったんです。
正直、日本人海外大学生向けの大型ジョブフェアを提供しているところぐらいしかなかったんですね。私たちがターゲットにしているグローバルなバックグラウンドを持つ学生の方達に寄り添って、わかりやすく英語・日本語の両言語で企業情報の掲載できて、採用広報が広がるようなポータルがなかったんです。
また、とても優秀な日英バイリンガル学生でも、外国人留学生の方だと日本のThe 就活に慣れてない方が多く、就活のタイムラインに遅れたり、準備方法がわからなかったりする方が多くいます。この情報格差が面接の中でディスアドバンテージになるんです。日本語の『The 就活』対策サイトはあっても、英語で教えてくれているものはなかなかありませんでした。」
導入
■ 他のポータルにはない魅力・学生向けコンテンツ
「JPort Matchは、企業の魅力や若手グローバル社員の声を英語・日本語の両方で発信できるのがすごくいいなと感じました。今までこういうポータルは探してもなかなかありませんでした。また、JPortの学生向けポータルでは「The 就活」に不慣れな学生に対してもしっかりカバーしてくれて、やる気がある学生がちゃんと英語で情報を得て、必要なら日本語で準備ができる仕組みに関心したのが第一印象でした。」
■ コミュニティ: JPortに関わる学生たちが輝いていた
「実は、一昨年・昨年と選考の中でよくJPortさんでインターンやコンテンツ協力をしていたという学生さんと面接していて、印象に残っていました。国籍もさまざまだったんですが、みなさん言語力も高くて、『JPort』に関わったことをとても楽しそうにキラキラした目で話していたのをよく覚えていて。その後、別途ご連絡をいただいたのでぜひお話を聞いてみたいなと、思ってお話させていただきました。
たぶん就活をする学生側も、日本にはいろいろな就活情報のソースやチャネルがあり過ぎて、『何を使ったらいいの?』って困っていると思うんですね。
そうなったときに何が一番強いのかなって考えると、やっぱり周りの友人からの口コミとか、一目置かれているような先輩が使っていたとか、身近なことが決め手になると思うんです。私が学生の立場だったらそうするだろうなと思うんですね。
そうなると、JPortさんみたいに、インターンの人たちが意欲的に活動していたり、コンテンツ制作に関わっていることを考えると、おのずと優秀な学生さんたちに、リーチできるチャンネルだと思ったんです。」
■ 英日両方でZ世代向けの採用広報ができる
「弊社での採用ターゲットを考えると、グローバル人材の中で認知度を高めることがまだまだ大きな課題です。自社でも日本語・英語の情報発信やオンラインセミナーで広報はしてきていますが、やはり自社のウェブサイトに来ないような学生にもリーチしたいと考えています。
JPortさんの学生向けサイトのデザインやウェブサイトを見て、『これは学生ウケする』と思い、社内でも共有して「この媒体は他とはちょっと違って、Z世代を意識しているから効果でる可能性あるよね」となって、JPort Matchを導入することにしました。」
効果
■ 見やすい・使いたいデザイン・ダイバーシティ
「一言で言うと、JPort Matchのシステムは、すごく使いやすいです。言い方は適切ではないかもしれませんが「イケてる」「直感的」に使いこなせる感じです。従来のジョブポータルには使いづらい・分かりづらい仕様も多く、ログインした瞬間に「使いたい!」ってならないことが多かったと感じています。
JPortのデザインや見た目はかわいらしいですし、直感的にというか、詳細を教えてもらわなくてもこうやったら、次はこうなるっていうのが、分かりやすいです。
特に、学生の方を探すページとかのプロフィールのページもすごい見やすいですし、学生のみなさんもきちんと情報を書き込んでる方が多い印象です。察するに、学生の方々も書き込みやすいようになっているんだろうなと思います。
また、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)推進の観点から、多様な国籍・バックグラウンドのメンバーをバランスよく採用したいと考えているので、JPort Match上で学生が任意で入力している出身地や話せる言語をプロフィール上で確認して参考にしています。JPort Matchを通じて、日本語や英語の言語力はもちろん、多文化への適応力があるグローバルなマインドセットの人たちと出会えていると感じます。」
■ 英日での採用広報の効果が最大限に発揮できている
▼ 採用広報の取材記事の社外からの反響はありましたか?
「ありました!JPort さんに取材・掲載いただいていたコンテンツがSNSですごく反響がありました。AlphaSightsで活躍しているLily NgoとKay Tranの大学時代の生活、職場の雰囲気、日本で就職する際の注意点など、会社や企業文化について可能な限り、オープンにリアルに赤裸々に話してもらいました。」
▼ 社内でも反響があったそうですが、どのような反響がありましたか?
「今までも他の採用ポータルで取材していただいたりはしたのですが、基本的に日本語表記のみなので、社内でグローバルに共有しても、内容がわからず「あ、出したんだ」くらいに、ぱっと見てもらうだけでした。
しかし、JPort さんの広報記事では、KayやLilyのインタビューを英語と日本語両方で制作していただき、グローバルチームに共有してすぐにたくさんの反響が来ました!質問の内容やインタビューもJPortのインターンのみなさんが学生視点で聞きたいことを聞いてくれたので、とても濃い記事になりました。日本に駐在している VP (Vice President)も「会社の文化や魅力が伝わりやすくて素晴らしい記事だ!」と喜んでいて、言語化がしづらい部分もうまく取り上げていただけて本当に良かったです。
弊社の公式グローバルLinkedIn / Twitterアカウントでもこの記事は配信されて、グローバルマーケティングチームからは「もっとこういう採用広報しないの?次は他のグローバルオフィスでもJPortで採用広報したい!」と反響があったほどです。社内でも東京オフィスが注目を浴びた瞬間でした!」
▼ 4月20日オンライン開催したイベント『Be Borderless with AlphaSights by JPort Match』の効果はどうでしたか?
「日本の主要な大学で学んでいる外国籍留学生を中心に、私達がピンポイントにリーチできたらいいなっていう層の方々にご参加いただいたのでありがたかったです。イベント内の使用言語構成は、社内と同じように日本語・英語を5:5で実施できました。イベント後には、JPort Matchで「つながり申請・承認」がどんどん来ています。」
「また、イベント運営も学生ユーザー視点に立っていて、今までのオンラインイベントに比べて参加者満足度も高かったように思います。
JPortのインターンの方が、学生として疑問に思ってることを弊社の若手社員に聞いてくださるとか、当社の雰囲気に合う方がモデレーターをされたり、細かいところですが、イベント開始前の音楽のテイストまで、JPortさんと一緒にイベントをやって本当によかったって思える点がたくさんありました。
自社でのイベントだと、やはり「こっち側」の企業視点にどうしてもなってしまうので、より身近な目線で私達の会社を学生の方たちに効果的に紹介できたと感じています。」
■ 採用広報 のメリット:Candidate Education
「JPort Matchさんでの採用広報コンテンツの効果は、大きいと感じます。弊社ではよく、「Candidate Education(候補者教育)」と言ってるんですが、採用ミスマッチが起こらないよう、入社前にどれだけ会社で働くイメージや、どんなスキルが必要かを私たちが伝えられるのかが大事だと思うんです。
Candidate Educationができていないと、なんとなく会社の雰囲気が楽しそう、自分にあっていそう、というだけになってしまうんです。そうすると、入社後に『自分が好きじゃない事をやり続けても評価がされなくなって、楽しくない』といったような『Mis-Alignment(入社後のキャリア観の不一致)』が起きてしまいます。こういったお互いにとってよくない状況を減らすために、正確な採用広報がとても重要だと考えています。
だからこそ、特に今回のJPortさんのインタビュー記事(Senpai Tips)は、ありのままにオープンに、なぜAlphaSightsを選んだのか・社内での働き方・オーバータイムの話・どういうコンペンセーション(成果制度)になっているか・業務の大変さまで、赤裸々な記事になっているところに感謝しています。これからもたくさんの候補者の方に読んでいただきたい採用広報コンテンツとして活用していこうと思っています。」
今後の展望
■ AlphaSightsではばたく甲斐さんの夢
「私、AlphaSightsのことがすごい好きなんです。この会社は、心からもっと頑張りたいとかビジネスパーソンとして成長していきたいという人に惜しみなくチャンスを与えてくれます。
私自身、AlphaSightsに入る前までは、「どうして仕事が大好きって言っちゃいけないんだろう?」っていうモヤモヤを感じながら生きてきたんです。仕事が好き、というと距離を置かれたり、みんなとは違うと言われてしまったり。。。
このことをAlphaSightsへの転職面接時にVice Presidentへ話すと、
『そんなに一生懸命成果を出してみたくて、仕事が『好き』だったらうちに合ってる、うちに来たらいい。仲間だね』というようなことを言ってもらえて、すごく救われました。
学生時代にダンスを部活〜サークルと続けていて、大学では1,000人ぐらいを集めた大きなプロジェクトを企画したりしていたんです。みんなで集まって大きい成果を上げていく、いわゆるプロジェクトマネジメントや『仕事』みたいなことが昔から大好きだったんです。
社会人になってからは、スポーツ選手のような気持ちで、日々のタスクに向き合い、ビジネスパーソンとしての筋トレを続けてきたつもりです。”純ジャパ” の私にとって英語を使ってグローバルに働くことは、野球でいうメジャーリーグのような環境です。自分のキャリアを追求しながら、グローバルに経験を積んでいることが大きなモチベーションになっています。
これからの目標としては、今までやってきたことを土台に高みへ進みたいと思っている人たちに出会って、私が救われたように、このAlphaSightsという会社で羽ばたける場所を提供していきたいです。」
■ 今後、AlphaSightsが目指す姿
▼ 日本における顧客企業拡大に伴い東京オフィス拡大・ローカライズ
「私たちAlphaSightsは、日本でのビジネス規模を更に拡大していきたいと思っています。当社の独自のネットワークを駆使したKnowledge on Demand サービスは、今後、より社会に必要になっていく、面白く将来性のある事業です。ビジネスの成長に伴い、東京オフィスではメンバーの数やオフィススペースの大きさを今後2倍〜3倍と増やしていくつもりです。
そして、ローカライゼーションです。日本のお客様を増やしていくことは必須で、日本市場は世界の中でもすごくユニークなので、グローバルから見てもクライアントの方たち以外にも大きなビジネスの可能性があると思っています。なので、今後は当社としても、採用・広報ブランディングに力を入れ、更なるビジネスチャンスや日本国内のエキスパートの拡大につなげていきたいと思っています。まだ日本ではスポットコンサルテーションを実際に対応した方が少ないと思うので、私達がこのポテンシャルをどんどん広げていき、知識を持ってる方とその知識を必要としてるクライアントを繋げていくことが目標です。」
■ 日本の新卒採用は変わる
「JPortではもちろん良い候補者の方に出会える機会を継続的に創出してほしいのはもちろんですが、他にはない役割も期待しています。JPortを運営するSPeakさんは、ユーザーである私たちの声をしっかり聞いて改善・実現してくれたり、Knowledge Exchangeができるという観点からみても、将来のビジョンやマインドセットが、他のベンダーやプラットフォームとは違います。
ちょっと大きな話になってしまうかもしれないんですけど、日本の新卒採用マーケットや採用タイムラインやプラクティスって、いつまでこのままなのだろう?って思うんです。
そろそろ人事に関わる皆さんも学生の皆さんも、既存の新卒採用のタイムラインや慣習に疲れてきているように思います。なので、きっと画期的な良い方法があれば、一斉に移り変わっていくだろうと思います。
AlphaSightsも新卒採用のプラクティスの中で、変革を起こすリーダーになれるチャンスがあるかもしれないので、JPortさんには変革の仲間になってもらえたらな、なんて思っています。」
■ どのような企業や採用担当の方にJPort Matchをおすすめしますか?
「まず、バイリンガル学生や外国籍留学生のようなインターナショナル・バイリンガルキャンディデイト、トライリンガルな人に向けて採用広報をしたいと思うなら、使った方がいいと思います。
どうしても英語で採用広報をサポートしていただける会社は少ないです。英語でサポートというのは、ただ英語で情報載せられるかではなくて、魅力的なコンテンツを作ってくださったり、英語・日本語の両方でブランディングしてくださることを皆さん期待していると思います。
国内をメインに採用活動をしていて、英語でのコンテンツ制作は難しいような場合でも、バイリンガルの学生候補者の方に届くようにブランディングしていただけるところがJPort Matchさんの強みなんじゃないかなと勝手に思っています。
これからインターナショナルキャンディデイトやグローバル新卒採用に取り組もうとしている採用担当の方、日本のマーケットにいるバイリンガル・トライリンガル人材にリーチしたいとお考えであれば、とてもおすすめです。」
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JPort資料・お問い合せ先・運営会社
□ ホームページ・JPortに関する資料(日本語)
JPort Match ウェブサイト https://jporthr.jp/
成功報酬は一切なし、費用対効果のある年間掲載課金型サービス
□ Website & Brochure about JPort (English)
JPort Match Website https://jporthr.jp/en/
Cost-effective Yearly Subscription service. No contingency fee per hire.
□ 問い合わせ先 Contact us
info@speakmatch.jp
窓口:(株)SPeak JPort Match カスタマーサクセスチーム
□ JPort運営会社について
会社名:株式会社SPeak(スピーク)
設立:2019年
代表取締役CEO:唐橋宗三
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-6-6 Good morning building 304
事業内容:グローバル学生向け就活支援メディア、企業人事とグローバル人材向け採用広報プラットフォーム
コーポレートサイト:https://speak-corp.com/
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