2023年6月7日（水）若手外国人材キャリアプラットフォーム「JPort」を運営する株式会社SPeakは、JPortの特徴であるキャリアコミュニティで「Senpai」（Senpaiとは、日本で働くグローバルなバックグラウンドを持つ方々）として学生を支援する傍ら、日本で起業をされたカナダ出身・Aaronさんをスペシャルゲストに迎え、トークイベントをRoppongi Hills Mori Tower 15F (CIRCLE by ANRI)にて開催しました。Aaronさんの生い立ちや起業に至るまでの困難・サクセスストーリーなどについて話をお伺いしました。最後には、JPortを運営する株式会社SPeakの代表・唐橋より国籍のD＆Iを実現するスタートアップとしてのピッチも発表しました。

参加者の多くは日本で働く外国人先輩「JPort Senpaiユーザー」と日本の大学で外国人留学生として学んでいる「留学生ユーザー」であり、その両者を繋ぐコミュニティとしてJPortは今回のイベントを含め、様々な交流イベントを企画しています。今回は約５０名が平日の夜にもかかわらず対面で参加し、ネットワーキングタイムでは参加者同士でのフリートークで盛り上がりました。

今回のメインパートとなるAaronさんによるトークイベント

日本に興味を持ったきっかけは交換留学生として京都大学に来た経験から

ロースクール３年生の時に交換留学生として日本の京都大学へ学びにきたAaronさんは日本が大好きになりました。留学期間が終わった後もワーキングホリデイで日本に戻り、バーの経営に参加することに。バーで働いたユニークな経験も今のAaronさんのブランド立ち上げに強く結びついています。

Ichijikuブランドの立ち上げ

海外でまだ知られていない日本の素晴らしいものを届けたいという想いから、何を具体的にしたいかというのは当時明確ではなかったけれども、何か日本の素敵なものを世間に広めたい…そう思っていたことがIchijiku立ち上げに大きく影響している、とAaronさん。

「もともと音楽やファッションに興味があったためファッションブランド立ち上げをすることにしたのですが、特にファッション分野での経験はゼロだったため、何をするにも一からリサーチをして、その途中で間違いに気づき、最初からまたやり直し…というのを何度も繰り返し様々なアングルからアプローチすることをいつも探求していました。こうした経験は新しくCEOとなったスタートアップ企業でも何か問題や困難に直面した際に大いに役立っています。」

起業したことで得たもの・学んだこと

「起業したことで、たくさんの失敗を通して自分を立て直す方法などを学びました。
また、私はいつもみんなにアドバイスしていることがあります。
それは起業するチャンスがあるならぜひトライすることだ、ということです。
なぜなら起業することで普通の会社員としては得られないたくさんの経験や、どれだけの責任が自分にかかっているか、また問題や困難に直面したとしても必ず助けてくれる誰かがいるということを身をもって学ぶことができるからです。」

「たくさん失敗すること、間違えてまた一からやり直したとしてもそれに耐えること、それらはあなたにとってかけがえのない経験となるはずです。」

参加者からの質問…「これから起業したい・しようと思っている人へのアドバイスはありますか？」

「人からもらった助言のすべてを当てはめようとしなくていい。
自分が相談した内容というのはほんの一部にすぎないので、助言者はその一部を通してしかあなたにアドバイスできないのです。だからそれをすべて鵜呑みにしなくて良いのです。
一番大事なことは、自分に正直であること。」

Aaronさんから最後に一言

「失敗を恐れないでください。とてもありきたりな言葉かもしれませんが、失敗したことが、今こうして私がやっているすべてのことにつながっています。ぜひ勇敢でいてください。」

最後はJPortを運営する株式会社SPeak 代表・唐橋からユーザーへ向けたピッチ

トークイベントの最後には株式会社SPeak 代表・唐橋より当社ビジネスの現在・成長戦略についてのプレゼン（ピッチ）を参加者のみなさまへ発表しました。

参加者からは日本における国籍のD＆Iを目指す「JPort = Japan Passport」に関して、それぞれの体験談や視点からたくさんの質問やアドバイスが飛び交い、活発な議論に発展していきました。

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