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導入1年目で理想の人材の採用に成功!初めて外国人留学生を新卒採用するにあたり、JPortMatchを選んだ理由とは(導入事例:株式会社Wizさま)

株式会社Wizは「ITの総合商社」として、人と企業の課題をITサービスで解決する企業です。「人と企業の課題をITで解決する」をミッションに、IT・HR・M&A 3つの領域で事業を展開しています。

そんな株式会社WizはJPort Matchを導入し、2024年に初めて外国人留学生を1名新卒で採用しました。なぜJPort Matchを導入したのか、導入後どのような変化があったのか、株式会社Wiz人事本部の境さんと、JPort Matchを通して採用されたマイさんにお話を伺いました。


グローバル事業を新たに始めるため、
日本の大学で学ぶ外国人留学生の採用を開始


――まずはお二人の自己紹介からお願いします。

境さん(以下、敬称略):私は株式会社Wizで人事採用部門と教育部門を兼務しています。主な業務は新卒採用および中途採用チーム組織全体の管理や育成です。また会社全体の教育制度の構築にも従事しています。

マイさん(以下、敬称略):ベトナム出身のMai Phuong Nguyenです。高校まではベトナムで過ごし、その後日本にある東京経済大学へと進学しました。2024年3月に大学を卒業し、2024年7月からWizで働いています。

(左)マイさん(右)境さん

――まずは株式会社Wizが展開している事業について、教えていただけますか?

境:弊社はIT、HR、M&Aの3つの領域で事業を展開してます。

中でも主軸はITです。創業から今まで「ITの総合商社」として、IoT・ICT含めたIT関連ツールを使い、個人および法人のお客様の課題を解決してきました。さまざまの商品と企業・人をつなげる、あるいは自社で開発したものを提供するといった、DXのコンシェルジュがメイン事業です。

最近では地域創生に対するアプローチを強化しています。直近、プロバスケットボールチーム「鹿児島レブナイズ」のオーナー会社として鹿児島事業の立ち上げに取り組んできました。スポーツを通じた地域活性化を主軸としながら、地域を盛り上げる各企業・業界との協業やDX化における様々な提案をしています。

そうした取り組みの中で強く感じるのが、企業における人材不足の深刻さです。とくに地域には後継者がいない店舗・企業が多くあります。そうした課題を解決できないかとまさに今、既存の事業に加え、人材紹介を行うヒューマンリソース事業の立ち上げに取り組んでいます。

境さん

――お話を伺っていると事業は主に国内に展開されている印象ですが、その中でグローバル人材の採用に取り組み始めたきっかけや理由はなんだったのでしょうか?

境:新たにグローバル事業を立ち上げることにしたからです。

インバウンド消費が大きく回復し、コロナ禍前の水準まで観光客数が戻ってきていますが、日本には受け入れるための人手が足りず、現場が回っていない現状があります。そこに手を打っていきたいと考えたのが事業を立ち上げた理由の一つです。

また留学や仕事、観光などで海外から来日された方が、何か困ったときに総合的に解決してくれる窓口が日本にはありません。海外から来られた方々をトータルサポートする窓口を弊社が立ち上げることで、日本での生活に満足し、日本が好きになったり、「日本で働きたい」と思ってもらえたりするのではないかと考えました。日本で働きたいという人が増えれば、人手不足も解消できます。現在は旅館を対象にいろんな形でアプローチをしながら、事業を作っている段階です。

導入の決め手は「JPortコミュニティ」の存在


――グローバル人材を採用することになり、人事担当としてはどんな想いをお持ちでしたか?

境:もともとWizでは新卒を積極的に採用しており、その中で外国籍の学生も少し入ってきていましたが、グローバル事業を始めるための人材を積極的に採用をしたことはありませんでした。「何から手をつけようか…」と手探り状態からのスタートでした。

当社の代表からはエリアとしてベトナム、韓国、中国に注力するところから始めようと話があり、その3カ国の言語を話せる方から探すことにしました。しかし、母国語も英語も日本語も話せるトリリンガルの方からすると「Wiz」という社名を聞いたことのない方が多いのではないかと、自社の認知度に対する不安もありましたね。

――認知度に関しては多くの企業が抱える課題ですよね。

境:そうだと思います。また今回の事業は新しい取り組みのため、採用プロセスにおいて明確に「今こんなことをやっていて、あなたの仕事はこういうことです」と伝えにくい状況でした。どのように会社やポジションの魅力を伝えて、認知を広げていったらよいものか、と考えを巡らせていましたね。

加えてこれは現在も感じている課題ですが、グローバル人材を採用した後、社内のサポート体制をどのように整えていくかとても心配でした。

――そんな中でJPort Matchの導入を決めていただいた理由はなんだったのでしょうか?

境:一つは、日本の大学で学ぶ外国人留学生を含めたグローバル人材のコミュニティを持っているからです。バイリンガルやトリリンガルの学生にアプローチする手法を知らなかったので、採用したいターゲット層が集まっているのは非常にありがたいなと思いました。

またJPortのコミュニティ内でのつながりが、入社後の社員を支えてくれるのではという安心感も理由の一つです。入社後、Wizで働く中で、困ることもきっとあると思うんですね。そうしたとき、周りにいつでも相談できるJPortのコミュニティや海外出身の仲間がいるのは大きな支えとなるはずです。会社としてもそうしたコミュニティがあることは、非常にありがたいなと思っていました。

――仰る通り、JPortには「先輩コミュニティ」があり、卒業後も参加できるイベントを定期的に開催しています。全く違う業界、全く違う国の人たちが集まって、ご飯を食べながら交流する場を提供しているので、ぜひマイさんにもご参加いただけたらと思っています。


マイさんを採用することで、
グローバル事業の認知が高まった


――JPort Matchを導入してからの採用活動はいかがでしたか?

境:まずはマイさんを採用することができ、結果としてとても良かったです。現在も引き続き募集をかけていますが、様々な国で生まれ育ち、日本全国の大学で学んでいる外国人留学生から連絡がきています。学生とはチャット機能を使ってやりとりしていますが、メールでも通知が来て見逃すこともなく、シンプルで使いやすく、大変満足しています。

JPort Matchではチャット機能を通じて、外国人留学生と直接やりとりが可能

あとはたくさんの留学生とお話する中で、さまざまな価値観を教えてもらったり、日本でやりたいことや将来の夢を聞いたりできたのもいい機会でした。海外の方から見える日本の魅力も分かり、新たな発見がありましたね。今後も継続して良い方がいれば外国人留学生を採用していきたいと思うようになりました。

――日本人の学生と比べて、外国人留学生にはどんな特徴がありますか?

境:チャレンジ精神が旺盛な方が多い印象です。母国から出て日本で就職すること自体が挑戦だと思いますが、そういった挑戦に対してポジティブなイメージを持つ人の方が多いのかなと思います。

最近は失敗を敬遠する学生が増えてきている印象ではあるのですが、そういった中で、日本で働く強い思いを持った留学生は弊社のカルチャーに合うのかなと思います。

――グローバル人材の採用を強化した結果、マイさんの入社に至りました。こうした一連の活動を通して、社内の変化や社員からの反響はありましたか?

境:今後、Wizでグローバル事業をやっていくんだという認識が強くなったと思います。もちろん、以前から幹部層は強く認識していましたが、それが会社全体のメンバーにも伝わっているかというとそうではなかったと思っていて。今回の採用プロセスで会社の中でグローバル事業の立ち位置を確立できたので良かったのかなと思います。今後もマイさんと一緒に働く日本人社員がマイさんの活躍を見ることで、グローバル事業への関心がより高まると思っています。

――JPort Matchはどのような会社におすすめですか?

境:社員の挑戦や成長に重きを置いている企業にマッチしていると思います。先ほどのお話の中でもありましたが、チャレンジをすることや、自ら学ぶことに貪欲な方が多い印象です。そういった方の活躍できるフィールドを用意し、共に成長していく事ができる企業との相性が良いのではないでしょうか。

採用プロセスを通して変化した
日本企業へのイメージ


――今回マイさんはWizの就職を決められましたが、就職活動を始めた当初、Wizという会社を知ってました?

マイ:正直に言うと、JPort Matchを見るまでWizのことは知りませんでした。Wizに興味を持ったきっかけは、JPort Matchでさまざまな求人を見ている中で、募集要項にベトナム語がスキルとして必要だと書いてあるのを見つけたからです。私は自分の言語能力を活かせる仕事がしたかったのでぴったりだと思いました。

また新規事業を立ち上げるポジションであることも、新しいチャレンジがしたかった私にとって、とても魅力的でした。キャリアパスがとても明確に感じたんです。

Wizでは新規事業立ち上げメンバーを募集している

――採用面接でWizの方と初めて話して、どのような印象を受けましたか?

マイ:面接官の方がずっと笑顔で、優しい印象を受けました。カジュアルで話しやすいなと思いました。

――入社してからもその印象は変わりませんでしたか?

マイ:そうですね、就職活動をしているときは、日本の会社全般に対して「堅い」イメージを持っていましたが、Wizは若い方も多く、相談がしやすい環境です。上司と部下の関係をあまり意識しない雰囲気があると感じています。

入社して驚いたのは、オフィスに行くとみんなずっと話していることです。先輩からも「コミュニケーションを取るのが一番大事だ」と言われました。私はもともとは静かな性格なので、入社してからこれまでの10倍ぐらいコミュニケーションを取ることになり、最初は大変でした。でも入社から3週間が経ち、最近は慣れてきています。

マイさん

――現在はどんなお仕事をしているのですか?

今は宿泊業界で新しい商材を販売することや、新しいアイディアを生み出すことに取り組んでいます。日本の宿泊業界の完璧に作り上げられたサービスに対して、新しいアイディアを生み出すのには時間もかかりますし、売り上げを出すまで進めるのは難しいことだなと思っています。


企業の課題だけでなく、
国の課題も解決できる会社を目指して


――では最後に、Wizの今後の展望について教えていただけますでしょうか。

境:今は企業の課題解決を主題に置いていますが、今後は国の課題解決ができるような企業を目指していきます。とくに日本の企業が抱える事業承継問題に踏み込めるような会社でいたいなと思っています。

また、直近動いてる地域創生事業に引き続き注力していきます。地域創生にはグローバルな観点も持ちながら、日本の古き良き文化とITを掛け合わせることで、地域の魅力を国内外に発信しながら、地域創生を実現していくために、様々なことにチャレンジしていきたいです。

今後、事業がより軌道に乗っていけばより多くの人材を募集できると考えています。ゆくゆく入社した方が、JPortのコミュニティなどでWizについて話をしてくれて、グローバル人材の中でWizの認知も広がっていくことも期待しています。

――ありがとうございます。続いてマイさん、今後の意気込みをお願いいたします。

マイ:私はまず仕事を一生懸命に頑張りたいです。そして自分の実績と売上で会社に貢献していきたいなと思ってます。

境:マイさんが今後仕事をしていく中で、大変なことも多くあると思います。そんなときは人事にもたくさん相談してもらえたらと思います。

――素敵な関係性ですね。貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました!


SPeak運営のJPort Matchについて

JPort Matchは若手外国人材に特化したキャリアプラットフォームです。グローバル展開をされてる企業さまと、若手外国人材の効率的な出会いを支援しています。

学生ユーザーは4,500名ほどおり、新卒・第二新卒層の方がいます。東南アジアを中心に132カ国から学ぶ留学生が登録しており、特徴は日本語と英語の能力が非常に高い学生が多い点です。

現在グローバル人材の採用に関する無料相談を受付中です。
300社ほどの会社をサポートし、500人以上の外国人留学生と面接をしてきた代表・唐橋が貴社のグローバル人材採用に関するお悩みをお伺いさせていただきます。以下よりお気軽にお問い合わせください。

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