海外留学生の「インターン採用」で、インバウンド需要への対応力が向上(導入事例:株式会社BOKURAさま)
株式会社BOKURAはファン創り・ファンマーケティング支援を行うスタートアップ企業です。「良いモノが正しく届く世界に」をミッションに掲げ、ファンを探し、見つけ、育て、増やすための戦略立案から分析までを一気通貫で対応しています。
そんな株式会社BOKURAは、外国人留学生をインターンとして採用するために、JPort Matchを活用しています。JPort Matchを導入しどのような変化があったのか、株式会社BOKURA執行役員の小倉 尚子さんと、JPort Matchを通してインターン採用されたジェスリン テサパンンゲツさんにお話を伺いました。
インバウンド需要の高まりを受け、グローバル人材の採用を開始
――まずはお二人の自己紹介からお願いします。
小倉さん(以下、小倉):私は株式会社BOKURAで人事責任者とファンマーケティング業務を兼務しています。一緒に働く仲間を探す人事の仕事も、つまりは「会社のファン創り」だと思っています。ファンマーケティング業務で得たファン創りの思考を人事・広報領域にも広げるため、兼務で仕事をしています。
ジェスリンさん(以下、ジェスリン):私は立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部でマーケティングを学びながら、BOKURAでインターン生として働いています。いま大学3年生なのですが、就職活動の一環でBOKURAを知り、2023年11月から働き始めました。
出身はインドネシアで、母国語のインドネシア語に加え、英語、中国語、日本語の4カ国語が話せます。在学中はそのスキルを活かして、地域の中学生に英語を教えるボランティアをするなど課外活動には積極的に取り組んできました。BOKURAのインターンでも、日本語やマーケティングのスキルをより高めたいと考えています。
――お二人が働く株式会社BOKURAでは、どのような事業を展開しているのでしょうか?
小倉:当社が展開する事業は、ファン創り・ファンマーケティング支援です。企業が「ファン」を見つけ、育てるための戦略立案から分析までを一気通貫で支援しています。ファンは資産となり、企業に売上拡大やコスト削減などをもたらします。これまでに一般企業で約280社、スポーツチーム32チームの支援を行ってきました。
最近はインバウンド需要の高まりを受け、外国語対応が必要な案件が増えていますね。また海外のファン創り事例など情報を得て、取り入れていく必要性も高まってきました。そこで2023年にグローバル人材の採用を開始しました。
――BOKURAはJPort Matchで長期インターン生を募集していますね。正社員ではなく、インターンシップにした理由はありますか?
小倉:当社が人を採用する上で重視していることのひとつが、BOKURAとのマッチ度です。当社はスタートアップなのでスピード感も速いですし、いろいろな業務をこなしていただく必要があります。これまで中途採用のみを行ってきましたが、選考中「仕事にスピードを求めるよ」とか「ファン創りには答えがないから、考え続ける必要があるよ」などと伝えても、実際入社すると面食らってしまう方が少なくありませんでした。ですから採用プロセスの中で求職者の方が本当にBOKURAとマッチしているのか、判断する難しさを感じていたんです。
その点インターンシップであれば、仕事を通じてBOKURAを体感いただけます。グローバル人材の採用においても同様ではないかと、外国人留学生のインターンシップ採用を始めました。
JPort Match導入から1ヶ月で10名の学生と面談
――外国人留学生を採用するために、何から始めましたか?
小倉:グローバル対応の必要性は感じていたものの、留学生人材の質を担保するのは難しいと過去の経験から感じていました。そんな時に偶然JPort Matchの話を聞く機会があり、若手外国人材に特化してコミュニティを抱えている点に魅力を感じたんです。まずはJPort Matchで試してみようと、導入を決めました。
――「過去の経験上」というお言葉がありましたが、過去にも外国人採用に取り組んだご経験があったのでしょうか?
小倉:実は前職の食品メーカーで、留学生採用の経験があるんです。そのときは留学生向けの就職セミナーを開催したり、日本人学生の採用よりも多くの大学にアプローチしたり、さまざまな取り組みをしましたね。しかし会社に合う人材と出会うのは難しく、正社員として採用できたのは結局1名でした。また入社後の定着にも課題がありました。そうした経験から、BOKURAで外国人を採用しようと決めたものの、正直難しいんじゃないかなと思っていました。
――JPort Matchを使い始めて、いかがでしたか?
小倉:意識の高い留学生が集まっていて、以前、地道にやっていた留学生採用との質の違いを感じました。また学生からのメッセージの返信率は約77%ほどと高く、たくさんの学生とつながれたと思います。つながった学生や応募者とはできる限り会い、導入から1ヶ月で10名の学生と面談しました。
その中で出会ったのがジェスリンなのですが、彼女と初めて話したときはその優秀さに驚きました。能力が高く、思考力もあり、コミュニケーションがスムーズ。ジェスリンと会ったときは「JPort Matchを導入して本当によかったな」と思いましたね。
インターン生として入社してからも、ジェスリンの印象は変わりませんでした。理解が早く、アウトプットを速くかつクオリティー高く仕上げてくれて、目的とのズレも少ないです。彼女と出会えて本当によかったです。
ジェスリンさんを採用して生まれた「新しいファン創り」の可能性
――ジェスリンさんを採用して、何か変化はありましたか?
小倉:ジェスリンはこれまでのBOKURAにはない新しい風を吹かせてくれています。
たとえばある飲料メーカーさんの案件で、インバウンド需要を捉えたリリース動画の構成をつくってほしいとジェスリンに依頼したんです。すると外国人目線で面白いと思うことや海外で流行っていること、海外のファン創りの参考事例などを短時間でまとめて提案してくれて。日本人の感覚だけでは生み出せない、新しいファン創りの可能性を見せてくれました。
またジェスリンが教えてくれる海外の事例は、私が担当する他のお客様の案件にも活きています。特にそれを実感したのが、ある住宅建材メーカーさんのインスタグラムリールを考えていたときのことです。その会社のインスタグラムは業界内で比較するとフォロワー数が多く、参考となる他社事例も探しにくかったので次の一手に悩んでいました。そんな時にインスタグラムを見ていたらジェスリンの影響もあり海外の住宅に関するリールが流れてきて、「使えるな」と。国内の事例だけを見ていたところから、提案の幅が広がったのを実感しています。
――ジェスリンさんが日本で就職しようと決めたきっかけはなんですか?
ジェスリン:正直なところ就職活動を始めるまで、日本で働くプランはありませんでした。しかし大学3年になると、就職活動真っ只中の4年生の先輩たちが、会うたびに就活の苦労や経験を話してくれるようになったんです。先輩たちの「就活はできるだけ早く始めたほうがいいよ」というアドバイスもあり、日本での就職活動を始めました。
一方で新卒でいきなり正社員になることへの不安もありました。日本で正社員として就職する道が自分にとって正しい選択なのか、まずは何かで確かめたかったのです。そんなときにLinkedInで他の学生たちがインターンシップについて投稿しているのを見て、インターンシップの募集を探し始めました。
――どこでBOKURAを知りましたか?
ジェスリン:大学の先輩からJPort Matchに掲載されていたBOKURAの求人情報が送られてきたことがきっかけです。JPort Matchで他の企業の求人もチェックしましたが、最も興味を惹かれたのがBOKURAでしたね。
私は大学でマーケティングを専攻しているのでBOKURAのサービスにマッチしていると感じましたし、外国人留学生を積極的に採用している点もプラスでした。何より興味を惹かれたのが、自社を「ファンマーケティング会社」と表現していたところです。ほかの企業では「IT」や「コンサルティング」といった表現が使われている中、「ファンマーケティング」と表していたのが印象的で、もっと詳しく知りたいと思いました。仕事内容を読んでみると、私のようにマーケティングを専攻している学生がより成長できる環境だと感じ、ますます惹かれましたね。
――日本の企業で働くことに不安はありませんでしたか?
ジェスリン:BOKURAの人たちはフレンドリーで親切ですし、日本語での説明に苦労していても笑顔でサポートしてくれるので不安は少なかったです。カジュアル面談でも小倉さんが「疑問や不安があれば何でも相談していい」と言ってくれて、安心したのを覚えています。BOKURAからインターンシップのオファーをもらったときはとても嬉しかったです。
今後はインターンシップ生として働き、自分のマーケティングスキルをさらに磨き上げたいと考えています。BOKURAが使っているマーケティングツールやテクニックを学び、いずれは自分でも試してみたいですね。またBOKURAで働くみなさんやお客さまなど、たくさんの人と関わって、彼らのことをもっとよく知れたらと思っています。
BOKURAのカルチャーにマッチする人材と出会うために
――今後の展望についてお聞かせください。
小倉:今後はさらに採用を拡大したいと考えていて、ダイレクトリクルーティングにも力を入れていきたいです。
またBOKURAのカルチャーとマッチする方と出会うために、BOKURAを分かりやすく伝えることにも取り組んでいきます。先日、代表の宍戸がSlackで「BOKURAで活躍できる人材にハッシュタグをつけるとしたら?」と社員になげたんです。そこで集まった回答が表現は違えどみな同じようなことを言っていて面白かったです。出たキーワードとしては「能動的」「コミット感」「ゼネラリスト」「オールラウンダー」「コミュニケーション能力」などです。こういった形で私たちが大切にしていることを、発信していくことが大事なのかなと思っています。
――まさにジェスリンさんも、BOKURAが「ファンマーケティング会社」だと表現していたことがよかったと仰っていましたよね。一言で会社のカルチャーを表せる状態は、すごくよいと思います。
小倉:ありがとうございます。入社後にカルチャーが合わないと感じてしまうとお互いにとって不幸なので、しっかりと私たちのことを伝えていきたいです。
――貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
SPeak運営のJPort Matchについて
JPort Matchは若手外国人材に特化したキャリアプラットフォームです。グローバル展開をされてる企業さまと、若手外国人材の効率的な出会いを支援しています。
学生ユーザーは4,500名ほどおり、新卒・第二新卒層の方がいます。東南アジアを中心に132カ国から学ぶ留学生が登録しており、特徴は日本語と英語の能力が非常に高い学生が多い点です。
現在グローバル人材の採用に関する無料相談を受付中です。
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